少年時代の仲間との友情、旅、試練、そして感動

今回は、今作の『のび太の恐竜』にとどまらず、映画化した大長編ドラえもんを取り上げてみたいと思います。


いわずとしれた藤子・F・不二雄先生の代表作である、少年SF漫画の大巨星である、『ドラえもん』の映画向け漫画です。
漫画の原作は普通、原作者(漫画家)は行わないものですが、藤本先生は自身でペンを取り、亡くなる直前までペンをふるっておりました。その情熱はすごいもので、第一作の『のび太の恐竜』のときは、映画の尺に納まりきれない、何1000枚もの漫画を書いてボツにした伝説があるそうです。


普段の『ドラえもん』は、日常をテーマに、SF色をつけて、最後は風刺的に終わることが多いのですが、大長編は違います。少年・少女たちの成長記です。友情があり、旅をし、試練を乗り越え、最後に今までの苦労が報われる感動があります。


大長編ドラえもんはどれも秀作揃いだと思います。
今では息子や娘さんを持ってらっしゃるお父さん、お母さん。昔はドラえもんなどで、子供の友情に感動したことはありませんでしたか?是非ご家族でご覧ください。



お品書き:『のび太の恐竜』 藤子・F・不二雄 小学館