劇画=ゴルゴ13=さいとうたかを

漫画の中で「劇画」という言葉を確立させた、さいとうたかを先生の代表作で、漫画の中でも超長期連載作品でも有名な「ゴルゴ13」です。


あらすじを書くのはいまさらかもしれませんが、お付き合い下さい。
主人公は通称「ゴルゴ13」と呼ばれる遠隔狙撃(スナイプ)を主にした暗殺者。銃を使った狙撃だけでなく格闘技、サバイバル術、言語能力、あらゆることに関して秀でている。一匹狼で行動し、国などに所属しないフリーを通す。生年月日不明。出身地不明。東洋系だということだけわかっている。(日系人・日本人という説もある)


ゴルゴ13」はイエス・キリストゴルゴダの丘で処刑されたことと、西洋では「13」が不吉な数字から当てはめられた言葉と言われる。他に「デューク東郷」とも呼ばれる。


物語の面白さとして、ゴルゴ13は毎回いかにして難しい狙撃を成功させるか?
また、もうひとつの人気の秘密は今現在のトレンド・流行をいつも捕まえていることだと思います。物語のバックグラウンドとして時代背景をしっかり押さえ、それを物語の柱として成立させているシステムを取っているのが長期連載の秘密だと思っております。


巻数は140以上あってどこから読めばいいかわからないかも知れませんが、どこから読んでもペンタッチ・物語の骨子・主人公のスタイルは確立して安定しております(これも凄いことだと思いますが・・・)。
しいて言えば最近の時代情勢にあった、最近の巻から読むといいかも知れません。


ゴルゴ13」は、これぞ No1 大人の漫画です。


余談ですが、ドラクエで有名な堀井雄二氏も一時期「ゴルゴ13」のプロット書きをしていたそうです。