都会の喧騒から5分離れてみよう^^;

『大東京ビンボー生活アニュアル』 前川つかさ著 文庫で出ております。講談社漫画文庫です。


私は文庫の漫画は嫌いですが(手塚治虫も指摘するように絵が細かくて見れなくなる)これだけは別格です。著者の前川つかさ氏も文庫を望んでいたし、なによりこの漫画、、、文庫で読むのが本当に良いんです。小説の文庫をもっと気軽にした感じで読めます。例えば、田舎の電車でビールでも飲みながらぱらぱらと読んだりとか・・・


さて、本作について語りたいと思います。
主人公コースケは大学を出てから自由人をしております。(フリーター・ニートのような重苦しさはかけらもありません)彼女や、下宿のおばさん、隣の学生、住職さんなどと交流しながら東京の四季を味わいます。


これは東京の歳時記です。ただそれだけです。


深いテーマも重い感情も、狂おしい愛も全くありません。
コースケは淡々と日常を楽しみます。
ただそれだけの作品ですが、私も大学時代に東京で一人暮らしをした経験があったので、コースケの生き様に似てました。コースケが愛しくてたまりません。
もう青春は終わったけど、昔にタイムスリップするならこの本ですね^^;



お品書き:最初に触れましたが、
『大東京ビンボー生活アニュアル』 前川つかさ 講談社漫画文庫