ひとりの女の、人生の流れ流されて・・・

少女漫画の帝王(漫画界の和田アキ子と実際呼ばれる^^;)一条ゆかり先生です。


ナタリー・ロームと呼ばれる女性の、第二次大戦後を時代背景に、フランスとアメリカを舞台にした長編ドラマです。


この漫画を一言で言うと、昼ドラです。それにつきます。
著者もそれを意識して執筆したそうです。


ちなみに多作な一条ゆかり先生の描いたキャラクターの中で、最も嫌いな人物はこの漫画の主人公のナタリーだそうです。なぜかというと運命に翻弄されて、それに抗しきれない、なよなよとしたところが嫌いだそうです。
いかにもさばさばした性格を持つ、一条ゆかり先生らしいです^^;


長編漫画ではありますが、分厚めな単行本3巻で読めますので、一日で読み終えると思います。


この漫画は少女漫画の王道です。ですが、一条ゆかりらしく、いかにも少女漫画らしさな変なべたべたさがないので男性でも読めると思います。
ドラマティックに人生を感じ取りたい人へ・・・



お品書き:『砂の城』 一条ゆかり 集英社