裏プロものを描いた麻雀漫画の傑作

麻雀好きでブームになりました、『哭きの竜』です。


主人公、竜は裏麻雀師。普通のセオリーでは行わない、鳴きで上がるという麻雀をします。
渋い台詞回しと、ギャンブルを扱う背徳的な画を描かせたら上手い、能條純一先生の出世作でもあります。
能條純一先生は他に、ヒット作にもなりました将棋漫画『月下の棋士』を描かれました。



お品書き:『哭きの竜』 能條純一 竹書房




[ギャンブル・ヤクザもの]麻雀を明るく取り上げたことで、若者が麻雀を知るきっかけを与えた記念すべき作品 『ぎゃんぶらあ自己中心派』


麻雀漫画を語る上でで取り上げなければいけない漫画家は片山まさゆき先生でしょう。
この作品が描かれたのは昭和50末〜60年代です。それまで「麻雀」というのは団塊の世代以上が遊ぶ大人の遊びだと思ってました。この漫画をきっかけに1970年以降に生まれた人たちが麻雀を知ったきっかけを与えてくれました。その上追い風として、この世代はファミコン世代でもあるので、様々な機種から発売された『ぎゃんぶらあ自己中心派』のTVゲームでルールを覚えられたと思います。


この漫画は若者のための、初心者が麻雀をやりたくなってしまうような楽しさが積み込まれた漫画です。よかったらお手にとってください。




『ぎゃんぶらあ自己中心派』 片山まさゆき 講談社