海外事件ものの傑作
私が思う、浦沢直樹先生のベスト1の漫画です。
主人公平賀・キートン・太一は、イギリスの考古学者にして保険会社の調査員。保険調査で様々な危険なトラブルに巻き込まれます。
主人公をはじめ、様々な登場人物が登場しますが、背景の海外事情を秀逸にとらえ、人物描写や人物造形に大変こだわっています。
物語としても大変面白く、大人の漫画に仕上がってます。是非秋の夜長のお供にどうぞ。
お品書き:『MASTERキートン』 浦沢直樹 小学館
<追記>
このレビューを書かせて頂いた後Webを見てましたら、この漫画が絶版になってるとのこと。
出版社との複雑な関係が理由だそうですが、まだまだ最近の作品でこんなに面白い漫画が読めなくなるなんてとても残念だと思います。以下『MASTERキートン』を復刊するための投票サイトをリンクします。