漫画界史上1、2位と呼べる青春傑作漫画です

生徒諸君!」です。
作家は庄司陽子先生です。
1970年代に発表された作品ですが、21世紀の現在、続編として、長い間の沈黙を破り、主人公が教師になる、第二弾が出ております。


簡単なストーリーをご説明します。
最初の舞台は、聖美第四中学校2年A組にやってきた転校生・北城尚子ナッキーの愛称を持ち、快活で明るい彼女は同級生の女の子、男の子と分け隔てなく仲良くなっていきます。いつのまにかナッキーたちの間で親友グループができ、先生へ悪さもします(70年代なので教師は厳しい存在で、あくまでナッキーたちは先生を慕ってのちょっとしたいたずらの行動です。ある意味、その時代の平和さを感じます)。


親友たちはずっと仲良くなりながら、中学、高校、大学へ進んで行きます。徐々に思春期を迎えることでバカばっかりやっていた男女の間に微妙な恋愛の雰囲気も出てきたり、あるシリアスな事件が原因で仲間を去る、女の子もあります。


1970年代の空気を生で感じ取れる作品です。
そしてその作品中に真剣に生き、一生懸命悩み仲間と楽しんだ主人公たちの姿は、是非是非、21世紀現在の中高生に読んでもらいたいです。


一回しかない、最も多感で、生きることに夢中になれ、人生に真剣に悩み、才能を伸ばすことの出来る、生涯を通じて友人の作ることのできる、青春時代を送ってください。


この作品は時代を超えて読むことの出来る、21世紀の現在でも色あせることのない、青春時代どまんなかに生きる若者への応援メッセージです。




次は大河超長編作品を2作、お届けします。


その2作品に共通するのですは、最初の発表は古いですが、そんなことは全く問題にならない、今読んでも夢中になれる作品です。また、現在も完結していないことも共通です。
1巻から読んでみてください。作品に漂うものすごいオーラに圧倒されると思います。