医療漫画の元祖にして永遠の名作

今日は医療をテーマにした漫画を紹介しようとおもいます。


医療漫画といえば、これ!『ブラックジャック』です。
医療という専門的な分野を開拓し、手塚先生自ら医学の博士号を所持した知識をいかんなく発揮し、多々ある手塚治虫先生の作品で傑作の中のひとつになった漫画です。


主人公 間 黒男(はざま くろお)は事故により、全身の皮膚移植を受けました。父、母ばらばらになり、医師を目指します。そして「無免許の天才外科医」として世界中を巡り法外な報酬で手術をしていきます。


手塚治虫先生には様々な作品がありますが、先生が本当に言いたかったのは「命を大切にすること」だと私は思っております。
火の鳥』は様々な編がありますが、共通したテーマは「命」です。
ブラックジャック』もそうです。主人公ブラックジャック(BJ)は依頼のための手術をしますが、その人物を見込んで只で手術も行うこともありました。
BJは医局とか医者にとっての煩わしい人間関係を断ち切り、人への医療に徹したかったのかもしれません。


1970年代の漫画ですが全く古臭くありません。
テーマも21世紀を生きる我らと同じ難問を背負ってます。是非是非、老若男女、お手にとってお読み下さい。



お品書き:『ブラックジャック』 手塚治虫 秋田書店