演劇泥棒。華麗なエンディングがあります

手塚治虫先生の作品です。
主人公は舞台(演劇)の代役専門の役者。舞台に出た謝礼として観客席から泥棒をします。
女刑事千里万里子との駆け引きも楽しみな部分です。


文庫本5冊のサイズなので休日があれば一日で読みきれる量だと思います。毎回様々な演劇をモチーフにしているので、演劇に詳しくなれます。


この漫画は1870〜80年代に少年チャンピオンで掲載されました。が、作中読んでると主人公が幻覚で統合失調症(精神分裂症)にかかっているような感じをうけたり、手塚治虫に良く出るひょうたんつぎを意味もなく出したり、作者の苦悩とスランプを感じる作品でもあります。


それにしても主人公の相棒の犬、玉サブロー、オスなのにめちゃくちゃ色っぽいな〜〜・・・