少年の純粋で勇敢な心を持って宇宙を旅する物語

松本零士先生の代表作のひとつである、「銀河鉄道999」を紹介します。


主人公星野鉄郎は未来の地球に住む少年。宇宙は開拓され機械化人間が支配する世界になっている。母子で暮らしていたが機械化伯爵に母を殺され自分も機械化人間になり、復讐を考える鉄郎。そこにメーテルという謎の美女が現れ、ただで機械の身体にしてくれる星へ連れて行っていける宇宙超特急の鉄道である、銀河鉄道999のパスと共に一緒に旅することになる。


ストーリーは毎回ほぼ一話完結で、停車する惑星ごとに様々なトラブルや出会いを鉄郎が経験する物語です。


SFスペクタクルな作品でありながら、松本零士先生の思いが込められている哲学的な、人間的な問いかけがあり、叙述詩的な感じも受けます。物語に度々出てくるメーテルの謎。なぜただで999のパスをもらえたのか?機械化人間とはなにか?はらはらしてきます。松本零士先生の他の作品でもある「宇宙海賊キャプテンハーロック」「女海賊クイーンエメラルダス」も登場します。またSFのメカニックデザインと、メーテルの美しさは感動します。


この漫画は一言では騙りつくせない魅力があります。男性だけでなく女性ファンも多い作品です。
1980年代にブレークした時は映画化のときにゴダイゴが歌った「銀河鉄道999」もヒットチャートしました。TVアニメ版のオープニング・エンディングを歌ったささきいさおの歌声も素晴らしいです。


私が勧める松本零士先生のNo1作品です。是非お読み下さい。