小林よしのり先生のゴーマニズム宣言の究極形
- 作者: 小林よしのり
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 1998/06/01
- メディア: ペーパーバック
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小林よしのり先生の最も得意とする、人の情念に訴えかけるスペクタクルな作風で、先祖の行い・戦前の国家の行いを尊び、大東亜戦争を肯定します。
この本は面白いです!右翼だろうが左翼だろうがノンポリだろうが一度お手に取ってみてください。日本敗戦後、ずっと左翼化方向を辿った日本の風潮に喝を入れてくれる作品です。
さて、なぜ私が、尊敬する小林よしのり先生を批判せねばいけないのか?
それは「戦争論」以降、思想的な発展がないからです。
極右翼的思想に傾倒し、そこからまた更なる発展をしないことです。
右翼的思想ありきの前提で現実的活動をしていること。(例:わしズム、SAPIO等)
極端なる批判活動で日本の思想家を遠慮容赦もなく斬ること。
先生!
先生を尊敬しているからこそ申し上げます。
日本人のアイデンティティ・日本民族が日本を誇りに思うことは尊ぶべきことかもしれません。
しかし、世界あっての日本です。
世界の人たちとバランスを取り合い、協調性を持ってこれからの世界を切り開く覚悟を日本民族は持つべきだと私は思います。
右翼からまたさらに進化し、世界の様々な民族に取って読んでもらえるような作品を期待したいです。
最後になりましたが、小林よしのり先生のご健康と益々なるご繁栄をお祈り申し上げます。