さくらももこの青春記 前編ひとりずもう 上―漫画版 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)作者: さくらももこ出版社/メーカー: 小学館発売日: 2007/04/01メディア: 単行本購入: 4人 クリック: 44回この商品を含むブログ (54件) を見る


さくらももこ先生の最新漫画「ひとりずもう」をお送りします。


元々この漫画はエッセイによる文章で発表されました。
さくら先生は「ちびまる子」だけではなく、エッセイストとしても非常にメジャーな作家さんです。
特にギャグテイスト抜群で、あっという間に読み終われる清涼感ある作風が特徴です。


「ひとりずもう」は、さくらももこ先生ご自身を語った青春記です。
上巻は、なまけてぼ〜〜っと過ごす中学・高校時代を描いております。
しかし!エッセイを読めば分かりますが、漫画家を志すところから夢中になって真剣に自分の人生に向かい合います。
その修羅場が心を揺り動かします。


逆に上巻は穏やかなのんびりした体験記をつづっております。
久しぶりにさくら先生の描く画を見ましたが、画の線がシャープになったと思いました。


下巻、注目ですよ!

ドラえもん (1) (てんとう虫コミックス)

ドラえもん (1) (てんとう虫コミックス)


ドラえもん」は子供の読むものだと思われがちですが、
いやいや、大人が読んでも楽しめる漫画です。


なぜかと言うと、
1)ストーリー(特にオチ)にひねりがあること。
未来の道具を使っても人間くさく使ってしまい、ドタバタコメディになり、最後に読者が予想していない結幕がつくこと。


2)昭和の匂いを感じることができること。
ママ・パパの言動や、怖い先生、街の風景。ちょっとだけノスタルジーに浸れます。


3)道徳的であること。
のび太はいじめられっ子で、ジャイアンはいじめっ子ですが、ドラえもんは道徳観を持ってのび太に道具を貸します。
ドラえもん全体を通じて、押し付けがましくない藤子先生の温かい目線で、子供の読者へ向けて道徳を察していると思います。


特に藤子・F・不二雄先生は幼年マンガのスペシャリストとも言える方で、中学生以下の読者に多くの作品を生み出されました。
「子供の心」がわかる、「子供の未来への冒険心」がわかる、「子供だからこその悩み」がわかる先生だったと思います。


ドラえもん」を読んだ大人の方、是非お勧めです。
以前さる国の大使が日本に来て、日本のTVの有害さでTVを子供に見せないでいましたが、「ドラえもん」だけは良さを知り、子供に見せていた逸話があります
お子様にも自信を持ってお勧めします。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


今日は「ドラゴン桜」と「特上カバチ!!」の最新刊を買ったので読もうと思います。
また、さくらももこ先生の漫画版「ひとりずもう」も読みました。面白かったです!
感想はまた後日に・・・


では〜〜〜^^;

めぞん一刻 TVドラマ化! 第一話 響子さん 好きじゃ〜〜〜〜〜!!!

めぞん一刻 (1) (小学館文庫)

めぞん一刻 (1) (小学館文庫)





以前にめぞん一刻はレビューしました。
http://d.hatena.ne.jp/tao8/searchdiary?word=%A4%E1%A4%BE%A4%F3%B0%EC%B9%EF&.submit=%B8%A1%BA%F7&type=detail


私にとって数ある漫画家の中で最も好きな漫画家である高橋留美子先生の、その中で最も好きな漫画である「めぞん一刻」です。
ドラマ化されるのを昨年聞いて、一日千秋の思いで待っておりました。
今回はそのドラマに触れてみたいです。


まずキャストですが、音無響子さん役は、まさに最高でしょう!この人でないとヒロインは勤まりません。電車男エルメス役の雰囲気が出ていていい感じです^^;
五代君役は新人ですが、爽やかでありながら、どことなく原作のしょぼくれておっちょこちょいな雰囲気も持ち合わせていて、私は良いと思います。
一之瀬さん役。ぴったりはまってます。髪型もそっくりです^^;よく考えたらこの人小学低学年の子供がいるので、推定30歳半ばで意外と若い年齢でもOKなんですよね。漫画ではすごいおばさんくさいけど^^;
六本木さん役。微妙〜です。部屋でランジェリー一枚で歩くシーンがありましたが、私的には原作同様ピンクの限りなくすけすけのを着て欲しかったです。テレビ的に無理か><。
髪型とかも80年代ぽくて良いと思います。
問題は四谷さん役です。この人は誰にやらせてもぴたっとはこないでしょうね・・・
いっしょに見ていた妻が、「ルー大柴がいい!」と言っておりましたがそれも良いかもしれません。
でもドラマ中の演技力は素晴らしく、漫画でも大騒ぎを仕掛ける方なので、あれくらい渋い方がかえって四谷さんの謎めいた雰囲気が出て良かったのかもしれません。
でも、
でも、、、







かつらかぶってくれ〜〜〜^^:




音無の義父役も素晴らしかったです。渋くて台詞の話す口調も原作だったらこんな風に話すのだろうな〜。と思いました。できたら髭はやしてくれたらもっと良かったです。
五代君のおばーちゃん役。まったく原作のイメージとそっくりです。さすが菅井きんです。背丈も一緒なのもすごいです。
五代君の友人、坂本はまあ、あんな感じでいいんじゃないでしょうか?サラリーマンになってからどんどんおちゃらけサラリーマンになって欲しいものです。
惣一郎さん(犬)。見るからに高級犬ですね。原作では雑種の、人のご飯にまとわりつく、食い意地はった白い犬という設定でした。でも、伊東美咲の演ずる響子さんが飼うとぴったりはまってしまうのでOKでしょう!
残念なのは茶々丸のマスターだけです。
マスターあんなにしゃべる人じゃないでしょ?もうちょっと渋い人を配役して欲しかったです。


今回のドラマで一番感動し、ある意味主人公である、一刻館です。
セットがまるっきり原作と一緒だよ〜〜〜〜。
80年代にトリップできるセットを作ってくれた、大道具さんに感謝です!
また、五代君の着ている服が上から下まで原作と寸分変わらないのに、ドラマ制作者の執念を感じました。
脚本もほとんど原作と変わらない本を書いてくださって感謝です。ほとんど漫画を読んでいるかのようなイメージでのめり込めました。
テーマソングの松任谷由美の「守ってあげたい」も懐かしいメロディですね^^;これも80年代トリップソングですね。


これからは、七尾ちゃん、三鷹コーチと、主要人物が続々登場するので楽しみなドラマになりそうです。
九条さん、八神さん、登場するのかな・・・?登場するとしたら誰になるのかな・・・?
楽しみです。

結婚がテーマの、さらりとしたラブコメディ

結婚しようよ 5 最後のお願い (BIG SPIRITS COMICS)

結婚しようよ 5 最後のお願い (BIG SPIRITS COMICS)


星里もちる先生は、あっさりとした画風とさらりと描く人間関係で、読んでいて肩がこらない作家です。先生は前述した、「りびんぐゲーム」から徐々に読者層を上げた作品を出しています。
そのひとつが「結婚しようよ」です。
晴れて新入社員となった二人が、結婚を機軸にラブコメディを演じます。
90年代前半独自のテイストと、星里もちる先生らしいアイデアとして、女性が結婚にこだわっていないこと。そして逆に男が昔の家庭像を求めていて、二人の間でギャップがあるところです。


あくまで軽妙に描かれております。また、単行本5巻で完結ですので気楽に読めると思います。
お試しあれ。


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東京のせまいアパートでてんやわんや!


星里もちる先生の初期作で、ヒットとなった漫画です。
あらすじはバブル期の東京。小さな会社で働いている若い男性が主人公です。
念願の引越しが決まったととたんに、会社の移転先が決まらないため、主人公の住居が会社になったり、社長の縁で若い女の子が転がり込んできたりと、どたばたラブストーリーです。


作品の背景にあるのは、バブル期に異常な高騰を見せたアパートの家賃や、ずさんな住宅設計などを描いているところです。